読んだ本リスト♯1

せっかくなので読んだ本の備忘録を兼ねて感想を書いてみようと思います。
第1作はこちら🔽🔽以下ネタバレ含みます


f:id:ykpon1120:20170702000722j:plain



【ブラックアウト】
マルク・エルスベルグ

すでに読んだ事があったので、ストーリーは知っていたんですが
また読みたくなって借りてきました。

主なストーリーとしては
電力送電線の異常によりイタリアとスウェーデンで突然大停電が発生。
大停電は瞬く間にヨーロッパ全域に拡大。
そんな中、イタリア人の元ハッカーピエーロ・マンツァーノは
前代未聞の事態が人為的に引き起こされた可能性に気付き、、、


といったストーリーです。
トーリー自体は本当に面白いし、停電というリアルな災害が
一般市民を始め、政府機関や世界に与えるショック等々見所も満載で
わたしとしてはかなり満足度の高い小説なんですが、、


まずはこれは翻訳家のセンスなのかもしれないけど、登場人物の名前を
名字で表記するのはないな~と思います。
わたしは結構外人作家の小説を読むので感じるのかもしれないけど
非常に読みにくいです。(ドイツ人作家の小説は名字表記がなぜか多い)
マルク・エルスベルグのゼロという小説も読んだ事がありますが
ゼロは名字じゃなかったような気がするから、翻訳家のセンスの無さが
原因なんだろうな。

あとは、登場人物や登場する施設が多い割りにその施設内で起きた事を
中途半端に書いてまとめていないから読みにくい。

つまりは全体として本幹は非常に良いものを書いているのに
細かいところを気にしていないから読み手にとっては読むのが
疲れる小説です。

それを考えると更にヴォリュームの多いハリー・ポッター
本当に上手くまとまってる、尚且つ読みやすい。

マイナスな事を強調してしまったかもしれないけれど
個人的には好きな小説できっとまた読みたくなるだろう、とも思います。
トーリーや展開はもちろん面白いんですが、停電を通して見える
電気がない世界の中身がわたしは非常に気に入っていて、そこを本当に
上手く尚且つリアルに描いていると思います。
マンツァーノが閉鎖する病院で隠れるシーンは一番印象に残っていて
胸を打たれました。


今はこれまた2回目なんですが、深海のYrr(イール)という小説を
読んでいます。これを読むとブラックアウトの読みにくさは比じゃないな
と思うぐらい読みにくい小説ですw


シグマフォースの最新刊が出るので早く下を読み終わらないと!